こんにちは。
ウサギ(妻)です🐰✨
みなさん切迫早産ってご存じでしょうか?
今回は私が妊娠中に経験した切迫早産で自宅安静→入院→退院までの経験をお話させていただきます。
切迫早産とは
一般的に、妊娠22週目未満の出産は赤ちゃんが生きていくために大切な器官等が完全にまだ出来上がっていたいため、その後生きていくことが難しいため流産といい、妊娠22週目~36週6日までの出産はNICUでの治療により、その後生きていく可能性が高いため、早産といいます。切迫早産とは早産の一歩手前で、妊娠22週目~36週6日までの間に赤ちゃんが産まれてくる危険性が高い状態のことをいいます。早く赤ちゃんが産まれてしまうと、後遺症が残ってしまう可能性や、命の危険性がある事もあります。そのため、出来る限り赤ちゃんをお腹の中で成長させてあげる期間を延ばしてあげることが、とても大切です。
切迫早産の原因
切迫早産の原因としては、下記のような要因があります。
・子宮内感染
・多胎妊娠
・高齢出産(35歳以上)
・子宮頸管無力症
・子宮筋腫など子宮の病気
・ストレス
・痩せすぎ
・喫煙
子宮内感染
切迫早産の1番多いとされている原因は、子宮内感染です。
膣から子宮内へと侵入した細菌により炎症が起こり、破水や子宮伸縮が起こりやすくなります。
多胎妊娠
双子の赤ちゃんはその分子宮が大きくなるため、子宮伸縮しやすくなり、それにより赤ちゃんが押し出されそうになるため、切迫早産になりやすくなります。
高齢出産
卵子や精子の質が低下するため、切迫早産になりやすいようです。
子宮頸管無力症
お腹の赤ちゃんの出入り口となる子宮頚管が緩んで開いてしまうことです。
子宮筋腫など子宮の病気
子宮頸がんなどの病気になると、円錐切除術という、子宮頚部を円錐状に切り取る手術をするため、その分子宮口が開きやすくなり、切迫早産になりやすくなります。
ストレス
妊娠するとホルモンバランスが変化しやすくし、ストレスが溜まりやすいため、血管収縮作用が働き、子宮収縮や血流悪化などを起こし、切迫早産になりやすくなります。
痩せすぎ
食事の栄養が不足すると、赤ちゃんが十分に成長できず、羊水過多になり、子宮が羊水で圧迫されることにより、切迫早産になりやすくなります。
喫煙
たばこに含まれる有害物質は血行を悪くしてしまうため、赤ちゃんに酸素や栄養が届きにくくなり、切迫早産になりやすくなります。
切迫早産の症状
症状としては、お腹の張りや生理痛のような下腹部の痛みなどの子宮伸縮が規則的もしくは、頻繁に起こっていたり、破水や赤い性器出血などがあります。
切迫早産の治療
切迫早産の治療は、子宮口がそれほど開いていない場合は、外来通院での治療にとなりますが、子宮収縮が強くて子宮口の開きが進んでる場合は、安静を基本として入院し、子宮収縮(子宮の張り)を抑える為に主に経口薬か点滴薬で子宮収縮制御剤を使用します。
細菌による膣内感染が原因の場合には抗生剤を使用する事もあります。
切迫早産の予防
切迫早産の予防は、日頃からなるべくストレスを溜めず、疲れた時はしっかりと休み、無理のない妊娠生活を心掛けることがとても大切です。
また、感染症に気をつけるために、妊娠中の性行為の際に、精液の中には細菌が含まれているため、コンドームを使用し、性感染症を予防することも大切です。
また、妊婦健診では子宮頸管長(子宮の出口の長さ)を経膣エコーで測定するため、早期発見することが大切です。
私の切迫早産自宅安静経緯
2023年5月24日(妊娠34週3日目)の妊婦健診の際に子宮頚管が18mmで短いことを指摘され、自宅安静の指示を受けました。その際に早産予防のための薬(リトドリン)を処方されました。
処方されたリトドリンは毎食後1錠服用する薬です。
副作用は上図の通り『心臓がドキドキする』、『脈が速くなった感じがする』、『顔が赤くなる』、『手がふるえる』ことがあると記載されています。
私は服用後全て副作用を発症しました。服用して1時間後ぐらいにいつも症状が出ていました。特に症状が強かったのは、脈が速くなった感じと手がふるえて痙攣に近い症状が出ました。
初日~2,3日は症状が強かったですが、日に日に副作用がマシになっていきました。
自宅安静のため、出来る限り寝転んでいて下さいとのことだったので、トイレや家事など以外は基本的に日中はソファでゴロゴロと過ごしていました。
外に出掛けることが大好きな私にとって1日中家に居ることが今までほぼなかったので辛かったですが、赤ちゃんのためと思ってお出掛けしたい気持ちを我慢して1週間お家で過ごしていました。
自宅安静から1週間後の5月31日(妊娠35w3d)に健診のため、久しぶりに外出しました!!!
産婦人科に到着し、健診を受診!!
すると…
子宮頚管長は24mmで前回より長くはなっていたもののノンストレスチェック(NST)でお腹の張りが大きい事が指摘され、入院することになりました。
入院生活のはじまり
まさか自分が入院することになるなんて…
予想外の出来事で信じられなかったですが、赤ちゃんのために今は先生の言うことを従うしかない!!っと思い健診後即入院することに…
自宅安静の際に入院バックは玄関にまとめていたので急遽仕事中の旦那さんに電話をして荷物を家から持ってきてもらうことに💦
そして入院中はベッド安静はもちろんですが、切迫早産治療のため人生初の点滴をしました。
注射は大っ嫌いなので点滴すると聞いた時は半泣きでした(笑)
人生初の点滴、無事に一発で左手首の上に入ってくれました😌
24時間点滴生活…とても不便でした。
電源コードと繋がっているため、お手洗いに行くのもコードを抜かないといけなかったり、なにより腕に刺さっている点滴が何かに引っ掛かってズレたり抜けたらどうしよう…
その恐怖で寝ている間もあまりリラックスは出来ませんでした…
06:00 起床
07:00 朝ごはん
医師・看護師さんによる健診(血圧、心音確認、NST)
12:00 お昼ごはん
2日1回シャワー
18:00 夜ごはん
21:00 消灯
病院生活は上記のスケジュールでトイレとごはんの時以外は基本ベッドで寝転んで過ごしていました。
そしてシャワーはお腹が張りやすくなるため切迫の人は毎日入れず、2日に1回でした…
でも、そんな退屈な入院生活の唯一の楽しみは毎食素敵なご飯の時間でした!!
↑↑ とある1日の夜ごはんです
毎食素敵なごはんがあったので入院生活本当に頑張れました!!!
やっぱり食事は大事ですね!!!
家事もせず健康的な食事が毎食出てくるなんて幸せすぎる!!!!
でもそんな快適な入院生活もさすがに4日目ぐらいで早く家に帰りたい欲が出てきました。
いつ退院できるのか分からずとても不安な日々でした。
6月5日入院生活6日目
医師による内診があり点滴を外して翌日NSTで問題なければ退院できることに!!
やった~!!!!!!!!!
やっと希望の光が見えてきました。
点滴外してもらえて….最高!!!もう何も気にせず動ける!!!自由だ~!!!
点滴のない生活は本当に快適でした。
6月6日入院生活7日目
NST結果
張りはあるものの無事に退院許可がでました!!!!
7日間の入院生活長かった~
でも、お世話をしてくださった助産師さん方は皆さん優しく接してくださり、大変感謝しかないです。
本当に本当にありがとうございました。
そして入院中に毎日NSTをしたり、赤ちゃんの心音を聴くことができ、改めて赤ちゃんを授かれた事の実感、命の尊さを感じることができました。
もちろん退院後から正期産(妊娠37週目)までは自宅安静とのことでしたので基本はベッド生活には変わりありませんが、気持ち的にやっぱりお家が一番落ち着きます😌✨
私が切迫早産で入院した期間は7日間でしたが、もっと長い期間入院されている方もたくさんいると思います。完全に切迫早産を予防する事は難しいかと思いますが、やはり妊娠期間中はストレスの少ない生活を心がけ、疲れたら休むことを大切に過ごすことが本当に大切だと感じました。
正期産まであと5日!!!
後悔しないためにもあともう少し安静に過ごします。
そして、その後無事に正期産に入り出産できたのか、また更新したいと思います。
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